こんにちわアラチャン@aratyan_jpです😆。
日本は税金が高い!!
稼いでも稼いでも税金で持って行かれてしまいますね。
外国にはタックスヘイブン(税金天国)と言われる国もあるのに。
稼いだらそうした国へ将来は移住してやる、と考えている人も多いのではないでしょうか?
とはいえここで疑問が・・・。
「その国はほとんど税収なくどうやって運営していってるんだろう?」
ということで今回はタックスヘイブンの国について調べてみました。
先にお伝えすると、移住の仕方を書くわけではないのでご了承くださいませ。
それはまた別の機会に書くかもです。
- タックスヘイブンとは?
- タックスヘイブンの種類
- タックスヘイブンと言われる国の紹介
- タックスヘイブンではどうやって財源をまかなっているのか?
- よく映画や漫画で「スイス銀行」が凄いって言ってるけど・・・?
- 最後に
タックスヘイブンとは?
タックス・ヘイヴン(英語: tax haven)とは、一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことであり、租税回避地(そぜいかいひち)とも、低課税地域(ていかぜいちいき)、とも呼ばれる[1]。
フランス語では「税の楽園」「税の天国」を意味するパラディ・フィスカル(フランス語: paradis fiscal)と言い、ドイツ語などでも同様の言い方をする。しかし、英語のタックス・ヘイヴンのhavenの日本語での意味は「避難所」であって、「楽園」「天国」を意味するheavenではないことに留意されたい。 引用元:Wikipedia
とのこと。
英語での意味について、僕は超〜恥ずかしながら
「イエェェェェェェェェェイ!!税金天国〜〜!!パラダイス〜♫」的な・・・
tax heaven(タックス・ヘブン=税金天国)」
をよりオシャレにネイティブ感をアピールするために「V」は下唇を少し前歯で咬みつつ「ヘェィヴン」って言ってるんだと勝手に誤解してました。
まぁ、フランス語では「天国」とか「パラダイス」の意味になってるみたいですけどね。
英語としての正しくは「tax haven(タックス・ヘイブン)」
haven=避難所
「租税回避地=税金逃れの地」的な意味合いですね。
(あれれ??こっちの方が言葉エグくないか!?天国って言った方がイメージ良い気が・・・。)
タックスヘイブンの種類
① タックスパラダイス :完全なる無課税(=課税がない)
② ロータックスヘイブン:低税率が適用(条約を結んだ国に対してのみ)
③ タックスリゾート :特定の業種のみ税の優遇
④ タックスシェルター :国外の源泉所得に対してのみ税の優遇
この上にあげたような制度を実施している国や地域を総称して「タックスヘイブン」と言っています。
タックスヘイブンと言われる国の紹介
「ドバイ」や「パナマ」などは何となく聞いたことがあるのではないでしょうか?それ以外にどのような国があるのかあげてみます。
集中している地域を大きく分けると「5つ」 の地域になります。
①ヨーロッパ
・モナコ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、アイルランド、スイス など
②カリブ海
・ケイマン諸島、ヴァージン諸島、バミューダ諸島、タークス・カイコス諸島など
③アジア
④太平洋諸島
・バヌアツ、トンガ、ニウエ、ナウル、サモア、クック諸島 など
⑤アラブ
・ドバイ、バーレーン
世界地図上で表したもの↓
画像参照元:editor 国公労連の雑誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ
タックスヘイブンではどうやって財源をまかなっているのか?
そもそも論
大前提として、もともとタックスヘイブンの国や地域などには有力な産業がないことが多い。つまり、企業自体が少ないので「法人税の収入」はほとんど入っていない。
ほとんど入っていないということはその収入に頼る必要もないため、法人税自体を安くしてしまってもあまり困らない。
むしろ、法人税を安くして外国の企業を誘致してしまった方がそこに産業が生まれたり、流通経済が生まれたりと経済的なメリットが得られるというわけ。
財源確保の例
企業誘致で下記のようなことが期待できる。
- 外国の有名(有力)な企業が子会社を置いた時の「会社の登録料」が入る
- 土地譲渡や各種契約書などの文書に課税される「収入印紙代」が入る
- 企業が作られるということで周辺に飲食店などができ経済圏が生まれる
- 雇用が創出される
- 資産家の移住が増えれば、自然と高級品の消費も促進する
上記のサイクルによって国は財源確保が十分すぎるほどできているというわけですね。
よく映画や漫画で「スイス銀行」が凄いって言ってるけど・・・?
漫画「ゴルゴ13」の中でも「スイス銀行」が登場します。
顧客の情報を一切漏らさないという秘匿性 からなのですが、この徹底っぷりが凄まじかったからなんです。
・スイス連邦銀行法でスイス国内の銀行は顧客の守秘義務が課され、守らない場合は厳罰とされた
・どんな国家権力からの圧力であろうとも、確実、明らかな犯罪でない限りは顧客情報を明かさなかった
と、徹底した顧客保護を行っており、絶大な信頼を誇っていたからなんですね。
スイスがどこの国ともつるまない「永世中立国」を宣言しているからこそできるものだと思います。
そして何より凄いのはこの徹底した顧客情報保護は300年もの長い間続いてきたのです。
「続いてきた」と過去形で書きましたが、実はこの体制は崩れつつあります。
「明らかな犯罪でなければ情報を出さない」ということは犯罪の隠れ蓑にも使われるということ。
世界的にマネーロンダリング(資金洗浄)への対策を進めている中で、スイスのこの制度が武器密輸業者やテロ資金などを助長しているということで非難の目が向けられるようになってきているためです。
今までのように「全く顧客情報を明かさない」ということが国際的に許されない流れとなっているんですね。
「ふふふ、俺の資産はスイス銀行に預けているから誰も追跡できないぜ!」みたいなことをクールに言ってみたかったんですが、これも叶わない夢となるかもです。(完全におこちゃま脳です。そして、隠すほど資産は無い!)
スイス銀行の話でゴルゴ13を読みたくなった方はどうぞ↓
・気合の全巻読み笑
リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13 (コミックス単行本)
- 作者: さいとう・たかを
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
最後に
今後はフィンテックやブロックチェーン技術の発展などにより様々な情報が繋がって管理されていくようになるでしょう。
国と国とのつながりに関しては、各国情勢もあり一元的に情報全てをつなぐというのは難しいと思います。
しかし、ここのところ国際的なマネーロンダリングの規制は年々強化されていますし、テロ組織の活動防止策としても「資金移動」に関しては各国で情報共有していくような時代になるかもしれません。
そうなると「タックスヘイブン」も少しづつ減っていくのかもしれませんね(無くなることはまず無いと思いますが・・・)。
「タックスヘイブン」が少なくなり、手続きが複雑になる前に資産を移せるほどの人間になりたいと思った今日このごろでした。
ということで、今回も読んでいただきありがとうございました。
オシマィィィィ!! 😆
PS 最近、読者さんが少しづつ増えててくれて嬉しいです。
読者になっていただいた方、本当ありがとうございます😄