あらアラチャンねる

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【夏の雑学】蚊取り線香は何で「うずまき型」なのか?

こんにちわアラチャンです 😆

 

暑い日が続いてますね。

 

夏といえば暑さと合わせて大変なのが「蚊(か)」対策ですね!

 

最近は色々なタイプの蚊取りが出てますが、それでもやはり昔ながらの「うずまき型」の蚊取り線香も人気ですよね!

CMやドラマでも「夏」といえばあの形の蚊取り線香を使っているシーンをよく見かけますし。

 

そこで、ふと「あれ?いつからあの形なんだろ?そもそも何であの形なんだろ?」と思ったので調べてみました。 

蚊取り線香の発表

日本で初めての蚊取り線香発案者は「上山英一朗」さんという方です。

 

みなさんも蚊取り線香のCMなどでよくご存知の『金鳥(キンチョウ)』でおなじみの大日本除虫菊株式会社(だいにほんじょちゅうぎくかぶしきがいしゃ)」という会社の創業者です。

 

ぶっちゃけ、いつも「キンチョー」で呼び慣れてるから会社名も「キンチョー」だとずっと思ってました😅

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画像引用元:大日本除虫菊株式会社HPより

発売

1890年(明治23年)! 世界初の棒状蚊取り線香を発売!

 

今から約130年も前に発売されてたんですね!

 

最初は「うずまき型」ではなくて「棒状」だったんですね。

今では蚊取り線香と言えば「うずまき型」を想像してしまうのでそれだけでビックリです。

 

↓ちなみにこれが棒状のもの。

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画像引用元:大日本除虫菊株式会社HPより

 

誕生の瞬間

創業者の上山さんは和歌山県出身。元々はみかん園の経営をしていたそうです。

 

いつかは世界進出という夢を持ちながら経営していたところ、慶應義塾大学の恩師である福沢諭吉さんの紹介で、アメリカで植物栽培の会社を経営していた「H・E・アモア」さんと知り合いとなり、そこで「みかんの苗」と「除虫菊の種」を交換することになりました。

 

この「除虫菊」はノミ取りには効果がありましたが、上山さんは日本国内での需要を考えた結果、蚊取りにできないかと試作を開始。

 

試行錯誤の日々の中、仏壇線香の業者と知り合ったことをきっかけに「線香に練り込む」ことを思いつきます!

 

これが蚊取り線香誕生の瞬間」となったのでした。

 

うずまき型の蚊取り線香発売

棒状の問題

蚊取り線香として発売したものの、この棒状蚊取り線香は問題も多くありました。

  • 普通の線香では数本まとめないと効果が上がらない
  • 燃え尽きるまでの時間が短い
  • 長くしすぎると折れやすくなってしまう 

となかなか納得のいくものではなかったようです。

 

試行錯誤を繰り返す日々の中で栄一郎さんの奥さんである「ゆき」さんがこんなことを思いつき提案します。

 

「うずまき型にすれば1本でも長く燃やすことができるのではないか?」

 

1895年(明治28年)のことでした。

ついに完成

1902年(明治35年) うずまき型の蚊取り線香発売!

 

そして、今に至るわけです。

100年以上前に作られた製品がこうして今も日常生活の中にあるということに感動をおぼえますね。

 

日頃、電気タイプのものを使っている方もたまにはうずまき型で童心に戻ってみませんか?

 

金鳥の渦巻 蚊取り線香 30巻 缶

金鳥の渦巻 蚊取り線香 30巻 缶

 

 

 

ちなみにうちのじいちゃんの家では豚の入れ物に入れてます。あれも風物詩って感じで良いですよね。

 

萬古焼 豚の蚊遣り 白豚 蚊取り 02938

萬古焼 豚の蚊遣り 白豚 蚊取り 02938

 

 

最後に

ふと思いついたことだったんだけど、「物の歴史」を知るのは改めて面白いなと感じました。

また、何か気になる物があったら調べてみようかなと思います。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました〜。

 

オシマィィィ!😆